1人サロンのホームページは自作とプロ依頼どちらがいい?費用・メリットを比較

2026/7/16 11:48

「ホームページ、自分で作ったほうが安上がりかな。それとも、お金を払ってプロに頼んだほうがいいのかな」

京都で1人サロンをされている方から、私がよくいただく相談です。私は飲食店の店長を10年、内装の現場管理を13年やってきて、いまは京都でフリーランスのWebデザイナーをしています。限られたお金と時間の中で、なんとかお店を回していく大変さは、身をもって分かっているつもりです。

この記事では、1人サロンのホームページを「自作」するのと「プロに依頼」するのと、どちらがあなたに合っているのかを、正直にお伝えします。どちらが絶対に正しい、という話ではありません。あなたの状況によって答えは変わります。読み終わるころには、「自分はこっちだな」とすっきり決められるはずです。

① 自作でよくある失敗

まずは、自作を選んだ方がつまずきやすいポイントから見ておきましょう。ここを知っておくだけで、多くの遠回りを避けられます。

いちばん多いのが、途中で力尽きて放置してしまうことです。最初は「よし作るぞ」と意気込むものの、写真の準備や文章づくりに思った以上に時間がかかり、7割くらいできたところで手が止まってしまう。サロンの仕事をしながらの作業なので、これは本当によくあります。

次に多いのが、見た目は整ったのに予約につながらないケースです。きれいなトップページはできたけれど、「どこから予約すればいいのか分からない」「料金が書いていない」「スマホで見ると文字が小さくて読めない」。お客様が知りたい情報や、予約への道すじが抜けていると、せっかく見に来てくれた人も静かに去っていきます。飲食店でいえば、外観は立派なのにメニューも入り口も分からないお店のようなもの。作ること自体がゴールになってしまうのが、自作の落とし穴なんですね。

② 自作ツール比較

「それでも自分で作ってみたい」という方のために、代表的な作成ツールを紹介します。自分の目的に合ったものを選ぶことが、挫折しない第一歩です。

手軽さでいうと、ペライチやJimdo(ジンドゥー)が定番です。ペライチはテンプレートに文章と写真をはめ込むだけで1枚もののホームページや予約ページが作れて、パソコンが苦手な方でも扱いやすいのが魅力。Jimdoは月額990円ほどから使え、AIが質問に答えるだけで下地を作ってくれるプランもあります。サロン専門のSnapsalonのように、予約フォーム付きのテンプレートが最初からそろったサービスもあり、こちらは月1,450円ほどから始められます(料金は2026年時点の目安で、プランにより変わります)。

もう少し自由にデザインしたいなら、WixやSTUDIOという選択肢もあります。ただしこの2つは自由度が高いぶん、覚えることも増えます。特にSTUDIOは白紙から自分でデザインを組み立てていくツールなので、はじめての方には少しハードルが高め。「まずは予約が取れる1枚を早く公開したい」ならペライチ系、「時間をかけてでもこだわりたい」ならWix・STUDIO系、と考えると選びやすいです。

③ プロ依頼の費用・できること

一方、プロに頼むといくらかかって、何をしてもらえるのか。ここが分からないと、そもそも比較になりません。相場感をはっきりさせておきましょう。

1人サロンのホームページをプロに依頼した場合、費用の目安はおおよそ10万〜30万円です。ページ数やこだわりによって幅がありますが、個人サロンなら10万円台から相談できるところが多いです。私自身も、この価格帯でサロンさんのお手伝いをしています。

では、このお金で何が変わるのか。プロに頼む本当の価値は「きれいなデザイン」だけではありません。予約につながる導線を設計してくれることが大きいのです。お客様がどんな順番で情報を見て、どこで「行ってみよう」と思うのか。その流れを考えたうえで、料金の見せ方、予約ボタンの置き場所、スマホでの見やすさまで整えてくれます。さらに、Googleに見つけてもらうための基本設定や、あなたのサロンの魅力を引き出す文章づくりまで任せられる。「作る時間がまるごと浮いて、施術に集中できる」——これも見逃せないメリットです。

④ 向いている人の違い

費用や機能が分かったところで、いよいよ本題です。あなたはどちらに向いているのか。タイプ別に整理してみます。

自作が向いている人は、まず「これから開業する・お試しで始めたい」という段階の方。売上がまだ立っていない時期に大きな費用をかけるのは不安ですから、まずは無料〜数千円のツールで小さく始めるのは賢い選択です。パソコン作業が苦にならない、多少の時間はかけられる、という方にも自作は合っています。

反対にプロ依頼が向いている人は、「本気で集客を増やしたい」「もう予約でお店を安定させたい」という段階の方です。日々の施術で手いっぱいで作業する時間がない方、パソコンが正直しんどい方も、無理に自作するより任せてしまったほうが結果的に早くて安上がりになることが多いです。ここで大事なのは、ホームページにかけるお金を「費用」ではなく「集客への投資」と考えられるかどうか。月に数人でも新しいお客様が増えれば、制作費はすぐに取り返せます。飲食店をやっていたころ、私も「お金をかけるべきところ」と「節約すべきところ」の見極めにいつも頭を悩ませていました。サロンのホームページは、前者にあたることが多いと感じています。

⑤ 実際の比較

言葉だけだとイメージしづらいので、自作とプロ依頼を並べて見てみましょう。数字にすると、判断がぐっとしやすくなります。

費用は、自作なら初期ほぼ0円+月額1,000〜2,000円ほど。プロ依頼なら10万〜30万円が目安です。かかる時間は、自作だと写真・文章の準備を含めて数十時間はみておく必要があります。プロ依頼なら、あなたの作業は打ち合わせと素材の用意くらいで、実作業はほぼお任せ。仕上がりは、自作は「無難に整う」レベル、プロ依頼は「予約につながるよう設計された」レベル、と考えると分かりやすいです。

まとめると、「お金は節約したいが時間はかけられる人」は自作、「時間を買って、集客の結果まで欲しい人」はプロ依頼。この一言に尽きます。どちらを選んでも間違いではありません。大切なのは、自分の今の状況——開業したてなのか、もう軌道に乗せたいのか——に正直になって選ぶことです。

⑥ まとめ

1人サロンのホームページは、自作とプロ依頼のどちらが正解と決まっているわけではありません。これから小さく試したい方、パソコン作業が好きな方は自作で十分ですし、ペライチやJimdoなど手軽なツールもそろっています。一方で、施術に集中したい方、本気で予約を増やしたい方は、プロに任せたほうが結果的に近道になります。

判断の軸はシンプルです。「時間をかけてでも自分でやりたいか」「お金を払ってでも時間と結果を買いたいか」。この2つを自分に問いかけてみてください。そして、ホームページ代は消えていく費用ではなく、これから何年もお客様を連れてきてくれる「投資」だということも、頭のすみに置いておいてもらえたらと思います。

私は飲食店の店長を10年、内装の現場を13年やってきました。だからこそ、一人でお店を切り盛りしながら集客まで手が回らないつらさも、一円を大切に使う気持ちも分かります。「自作しかけて止まってしまった」「プロに頼むほどの予算はないけど相談したい」——そんな声にも、現場目線でお応えしています。

そんな1人サロンの方に、「個人店WEB繁盛パッケージ(¥98,000)」をご用意しています。予約につながるホームページづくりから、Googleに見つけてもらう基本設定、あなたのサロンの魅力が伝わる文章づくりまで、集客の土台をまるごとお手伝いするパッケージです。「うちの場合はどっちがいいかな」というご相談だけでも大歓迎です。まずはお気軽にお声がけください。一緒に、選ばれ続けるサロンをつくっていきましょう。