京都のカフェのホームページ、作り方のすべて|個人店が最短で「行ってみたい」と思わせる手順

2026/8/30 14:00

京都でカフェをされている方から、「ホームページって、いまさら必要ですか?」とよく聞かれます。Instagramもある、Googleマップにも載っている、食べログにも出ている。だったらホームページは要らないんじゃないか、と。

気持ちはよくわかります。私も飲食店の店長を10年やっていましたので、日々の仕込みと接客のあいだにパソコンを開く時間なんてない、というのは身に染みています。

ただ、結論から言うと、京都の個人カフェこそホームページを持つ意味が大きいです。理由は「観光客」と「地元のリピーター」という、まったく性格の違うお客さんが両方いるから。この2つに同時に答えられるのは、いまのところホームページだけなんです。

この記事では、京都のカフェがホームページを作るときの手順を、順番に、専門用語をできるだけ使わずに書いていきます。

なぜ京都のカフェにホームページが必要なのか

まずここを腹落ちさせないと、作っても続きません。

いまのお客さんの動きを追いかけると、こうなっています。Instagramで写真を見て「ここ良さそう」と思う。次にGoogleマップで場所と口コミを見る。そして最後に、ホームページで営業時間・定休日・メニューの値段・席数・喫煙の可否を確認して、はじめて「行こう」と決める。

つまりホームページは、集客の入口ではなく「最後のひと押し」の場所です。ここが無いか、あっても情報が古いと、せっかくInstagramで興味を持ってもらったお客さんが、そこで止まってしまう。

京都の場合はさらに事情があります。観光の方は「今日これから行ける店か」を必死に調べます。臨時休業、通し営業かどうか、ラストオーダー、そして最寄り駅からの歩き方。地元の方は「新しいメニュー」「席で長居できるか」「電源とWi-Fiはあるか」を見ています。

SNSはこういう「調べたい情報」を置くのに向いていません。過去の投稿は流れて消えてしまうからです。だからこそ、いつでも同じ場所にある情報のかたまりが要るんです。

作り始める前に決める3つのこと

いきなりデザインから入る方が多いのですが、これが一番の遠回りです。順番があります。

1つめは、誰に来てほしいか。観光の方をメインにするのか、近所の常連さんを増やしたいのか。ここで写真の選び方も文章の書き方も、全部変わります。「両方」と答えたくなりますが、それでも比重は決めてください。7対3でいいので。

2つめは、来てくれた人に何をしてほしいか。予約してほしいのか、ただ道順を確認してほしいのか、テイクアウトを注文してほしいのか。これを「ゴール」と呼びます。ゴールが決まると、置くべきボタンが決まります。

3つめは、誰が更新するか。ここが抜けている個人店が本当に多い。作った瞬間はきれいでも、半年後に「年末年始の営業時間」が去年のままだと、逆に信用を落とします。自分で直せる作りにしておくか、直してくれる人と契約しておくか。どちらかを最初に決めてください。

私は内装の現場管理を13年やっていましたが、これは図面と同じです。誰がどう使う建物かを決めずに、先に外観を描く人はいません。

最低限、載せるべき情報のリスト

デザインより先に、中身です。京都のカフェなら、これだけは必ず入れてください。

  • 店名と、ひとことで伝わる特徴(例:五条の町家を改装した、自家焙煎のコーヒー店)

  • 営業時間、ラストオーダー、定休日(不定休なら「最新はInstagramで」と導線を書く)

  • 住所と、最寄り駅からの徒歩ルート。京都は「〇〇通を上がる/下がる」で説明できると親切です

  • 駐車場・駐輪場の有無。これが無いだけで諦める人がいます

  • メニューと価格。全部でなくていいので、看板メニュー5〜8品は写真つきで

  • 席数、カウンター有無、一人でも入りやすいか

  • Wi-Fi、電源、喫煙可否、キャッシュレス決済の種類

  • 予約の要否と、予約方法へのリンク

  • 店内・外観の写真(外観は必ず。初めての人は建物を目印に探します)

このリストのうち「駐車場」「一人で入れるか」「電源」の3つは、書いていない店が驚くほど多いところです。ここを書くだけで問い合わせの電話が減り、来店が増えます。

自分で作るか、頼むか

正直にお伝えします。判断の基準は「時間」と「写真」です。

自分で作る場合、いまは月2,000〜3,000円台のサービスでテンプレートから作れます。費用は年間3万円ほど。パソコンに抵抗がなく、写真もある程度撮れる方なら、これで十分成立します。休業日の変更を自分でパッと直せるのは、大きな強みです。

一方で、「写真がスマホで撮った暗いものしかない」「文章を書くのが苦手」「そもそも作業する時間が取れない」のどれかに当てはまるなら、頼んだほうが早いです。ホームページの出来を決めるのは、テンプレートの見た目ではなく写真と文章だからです。ここが弱いまま自作すると、時間だけ使って結果が出ません。

もうひとつ注意点を。月額だけで作れる「サブスク型」は手軽ですが、解約するとサイトごと消える契約のものがあります。契約前に、ドメイン(〇〇.comのような住所)とデータが自分のものになるかを必ず確認してください。

公開してからが本番、やることは2つだけ

作って終わりにしないために、続けることを2つに絞ります。

ひとつは、Googleビジネスプロフィール(Googleマップに出るお店の情報欄)との連携です。ここにホームページのURLを登録して、営業時間を必ず一致させる。マップとホームページで営業時間が違うと、お客さんは混乱してどちらも信じなくなります。京都のカフェは検索よりマップから来る人が多いので、ここが実質の入口です。

もうひとつは、季節の更新です。京都は桜、新緑、祇園祭、紅葉、年末年始で人の動きがはっきり変わります。年5回、その時期のメニューと営業時間を書き換えるだけで十分。1回30分の作業です。

毎日更新する必要はありません。むしろ「たまにしか変えないけど、変えたときは必ず正しい」ほうが、お客さんの信頼になります。

まとめ

京都のカフェのホームページ作りは、この順番でやってください。

  1. 誰に来てほしいかを決める

  2. 来た人にしてほしい行動を1つ決める

  3. 更新する人を決める

  4. 載せる情報を先に書き出す

  5. 写真を用意する

  6. そのあとで、作る(自作か依頼かを判断)

  7. Googleマップと情報を揃える

  8. 年5回だけ季節の更新をする

デザインの話が一度も出てこないことに気づかれたと思います。それでいいんです。個人店のホームページは、かっこよさより「知りたいことが全部書いてある」ことのほうが、はるかに集客につながります。


ご相談ください

京都市内の個人店さま向けに「京都応援パッケージ」をご用意しています。制作49,800円+月額保守で、ホームページの制作から公開後の更新まで丸ごとお任せいただけます。先着5件限定です。

「うちの場合どうしたらいい?」という段階のご相談も歓迎です。飲食店の店長を10年、内装の現場管理を13年やってきましたので、お店側の事情はひととおりわかっているつもりです。

公式LINEからお気軽にどうぞ。 LINE ID:@979dynqc URL:https://lin.ee/vmaozNJ

「テンプレ」と送っていただくと、口コミ返信テンプレート20本を無料でお渡ししています。

京彩りWEB / 松井康裕(やすひろ)