美容サロンのLP制作費用相場|集客できるページの作り方も解説

2026/7/6 13:46

「サロンのLPを作りたいけど、いくらかかるのか見当もつかない」

エステ・ネイル・まつげ・脱毛など、美容サロンを個人でやられている方から、私がよく受ける相談です。私は飲食店の店長を10年、内装の現場管理を13年やってきて、いまは京都でフリーランスのWebデザイナーをしています。お店を切り盛りする大変さも、限られた予算でやりくりする気持ちも、身をもって分かっているつもりです。

この記事では、美容サロンのLP(ランディングページ=1つの商品やメニューを紹介する縦長の1枚ページのこと)にかかる費用相場と、ちゃんと集客につながるページの作り方を、専門用語をかみくだきながらお伝えします。読み終わるころには、「自分のサロンなら、どこにいくらかければいいか」が見えているはずです。

① 美容サロンLPの費用相場

まず、いちばん気になるお金の話からはっきりさせましょう。ここを知らないと、高すぎる見積もりに気づけないし、安すぎる罠にもはまってしまうからです。

LP制作の費用は、2026年現在でだいたい5万円〜100万円と幅があります。全体の平均はおよそ55万円、いちばん多い中央値で40万円前後というのが目安です。ただ、これは大手企業も含めた数字。個人サロンさんなら、もっと現実的な価格帯で十分に戦えます。

ざっくり価格帯を分けると、10万円以下はテンプレート(あらかじめ用意された型)を使った簡易的なもの、10万〜30万円はサロンに合わせたオリジナルデザイン、30万〜60万円になるとデザインに加えて文章づくり(ライティング)まで任せられる、という感じです。個人サロンなら、まずは10万〜30万円の範囲でしっかり作るのが現実的だと私は考えています。

② 安いLPと高いLPの違い

「同じLPなのに、なんで値段がこんなに違うの?」——ここが分からないと、金額だけで選んで失敗します。値段の差がどこから来るのかを知っておきましょう。

安いLPの多くは、決まった型に文字と写真をはめ込むだけのものです。見た目はそれなりに整いますが、「あなたのサロンならではの魅力」までは掘り下げてくれません。どのサロンでも同じようなページになりがちで、お客様の心に刺さらないのです。

一方、高いLPは「誰に、何を、どう伝えるか」から一緒に考えてくれます。ターゲットとなるお客様像を決め、写真の撮り方や言葉選びまで練り込む。この「戦略と手間」の差が、そのまま値段の差になっています。飲食店をやっていたころ、私は同じ料理でも見せ方ひとつで注文数が変わるのを何度も経験しました。LPもまったく同じ。安さだけで選ぶと、結局「作っただけで予約が増えないページ」になってしまうことがあるので注意してください。

③ 集客できるLPに必要な5要素

では、実際に予約につながるLPには何が必要なのか。ここを押さえておけば、見積もりを見たときに「この会社は分かってるな」と判断できます。

必要なのは次の5つです。

  • ひとつ目はファーストビュー(開いて最初に目に入る部分)。ここで「私向けのサロンだ」と感じてもらえるかで、離脱するかどうかが決まります。

  • ふたつ目はお客様の悩みへの共感。「その悩み、分かります」と語りかけることで一気に距離が縮まります。

  • 三つ目は施術の流れや効果が伝わる写真。ビフォーアフターや店内の雰囲気は、言葉よりも雄弁です。

  • 四つ目はお客様の声や実績。第三者の言葉は、サロン自身が語る何倍も信用されます。

  • 五つ目は予約への導線。「今すぐ予約」ボタンや、LINE登録への案内を分かりやすく置くこと。

どんなに中身がよくても、予約先が分かりにくいと予約は逃げていきます。この5つがそろって、はじめてLPは「働くページ」になります。

④ 制作事例(サロンLuceの場合)

具体的なイメージがわくように、実際の作り方を事例でお話しします。数字や理屈だけでは、なかなか自分ごとにならないと思うので。

たとえば個人経営のリラクゼーションサロン「Luce(ルーチェ)」さんを想定してみましょう。強みは「完全個室で、子育て中のママがゆっくり過ごせる」こと。そこでLPのファーストビューには、やわらかい照明の個室の写真と「がんばるママへ、月に一度のご褒美時間を」というメッセージを置きます。

次に、「小さな子どもがいて自分の時間が取れない」という悩みに共感する文章を続け、施術の流れを写真つきで紹介。実際に通うお客様の声を数件のせ、最後に「LINEで簡単ご予約」のボタンを大きく配置します。派手さより「安心して任せられそう」という空気を作ることを優先する——これが個人サロンのLPで成果を出すコツです。立派さより、お客様が自分を重ねられるかどうか、なんですね。

⑤ 自作と外注、どちらがいい?

「自分で作れば無料じゃない?」と思う方も多いはず。ここは正直に、それぞれの向き・不向きをお伝えします。無理に外注をすすめるつもりはありません。

自作は、費用がほぼゼロで済むのが最大の魅力です。無料ツールも増えていて、告知用のシンプルなLPなら十分に作れます。ただし、写真・文章・デザインをすべて自分でやることになり、時間も手間もかかります。施術で忙しい合間に作り込むのは、想像以上に大変です。そして何より、「集客につながる設計」を独学でやるのは難しい。

外注のメリットは、その設計と手間をまるごと任せられること。プロの目で「予約につながる導線」を組んでくれます。私のおすすめは、告知用の使い捨てLPなら自作、サロンの顔となる本命のLPはプロに任せる、という使い分けです。飲食店でも、まかないは自分で作っても、看板メニューはとことん作り込みましたよね。それと同じ考え方です。

⑥ まとめ

美容サロンのLP制作費用は、平均で55万円前後、中央値で40万円ほどですが、個人サロンなら10万〜30万円の範囲でも十分に戦えます。大事なのは金額そのものより、「安いLPと高いLPの違い」を理解して、自分のサロンに合った投資をすることです。

集客できるLPには、ファーストビュー・共感・写真・お客様の声・予約導線という5つの要素が欠かせません。そして、告知用は自作、本命はプロ、という使い分けが、限られた予算をいちばん活かす道だと私は思います。

私は飲食店の店長を10年、内装の現場を13年やってきました。だからこそ、個人でお店を回す忙しさも、一円を大切に使う気持ちも分かります。派手な言葉より、お客様に「ここなら安心」と思ってもらえるページを、地に足をつけて一緒に作りたいと思っています。

サロンのWeb集客でお悩みなら、「個人店WEB繁盛パッケージ(¥98,000)」をご用意しています。LP制作を軸に、写真の撮り方から予約導線づくりまで、個人店を知る私がまるごとサポートするパッケージです。「うちのサロンでも予約は増えるかな」というご相談だけでも大歓迎です。まずはお気軽にお声がけください。一緒に、通いたくなるサロンのページをつくっていきましょう。